腎虚型(じんきょ型)の頭痛

頭が空っぽのようなフラフラした感覚が生じます。

腎の機能が低下すると脳の栄養状態が悪くなり起こり、めまい・耳鳴り・足腰に力が入らない・など高齢者や夜の生活の度が過ぎると起こります。

腎虚とは

東洋医学での「腎」は、腎臓という意味ではなく、内臓機能のうちの・内分泌系・泌尿・生殖器系・免疫系・中枢神経系の一部の機能・の総称です。

腎にある精気を「腎気」といい、腎気には生まれたときから持っている「先天の精」と、生活リズムや食事などにより得られる「後天の精」があります。

先天の精は減る一方ですが、後天の精は食事などにより増強することができます。逆に不摂生により弱くもなります。

「腎は精を蔵し、生長・発育・生殖をつかさどる」といわれ、人の一生は腎気の盛衰で表されます。

腎気が衰えた状態が「腎虚」です。

大病・手術後・長期にわたって排卵誘発剤などホルモン治療・を行っていた方にも腎虚が多くみられます。

腎虚には2パターンあります!

東洋医学の陰陽説では

  • 温かい状態を・陽
  • 寒い状態を・陰

と分類しており、腎虚も温寒(陽陰)で分けられ

  • 冷えるタイプの腎虚「腎・陽虚(じん・ようきょ)」
  • ほてるタイプの腎虚「腎・陰虚(じん・いんきょ)」

の2種類の腎虚があります。

冷えるタイプの腎虚「腎・陽虚(じん・ようきょ)」とは

正常な体温が保たれているのは「陽」の働き、寒がりで手足がいつも冷たい・下半身が冷えやすい・といった場合、陽が足りない「陽虚(ようきょ)」と表現します。

この「陽虚」タイプは、生活習慣と大きな関わりがあります。
寒がりのわりに冷やす飲食を多く口にする・夏場は薄着で1日中冷房にあたる、などが積み重なり、さまざまなトラブルを誘発させています。

また「陽虚」は「瘀血」も誘発させ、瘀血の症状も出てしまいます。

ほてるタイプの腎虚「腎・陰虚(じん・いんきょ)」とは

水(津液・しんえき)を含め、体に必要な水分を示す「陰」は、加齢とともに不足しやすい体質にかわってゆきます。

「陰」が不足すると、のどが渇きやすく、汗もかきやすくなります。

水分補給が足りなかったり、スポーツやサウナで汗をかくと、肩こりや頭痛、疲労感などがあらわれることがありますが、そのような状態が慢性化しているのが「陰虚(いんきょ)」です。

やせ型で食べても太らない人、更年期が近い40歳以降に多い傾向にありますが、もともと水分不足の体質傾向の人や、長期にわたる薬の服用・生活習慣・などから陰虚になる場合もあります。

夏場、クエン酸などの酸を摂取すると体調が快復するのも陰虚の大きな特徴です。

腎虚の代表的な症状

腎虚全体

  • 物忘れがおおい
  • 抜毛、白髪がふえた
  • 聴力低下、耳鳴り、めまい
  • 足腰がだるい、腰痛
  • 頻尿、または尿が出づらい
  • 不妊
  • 精力減退
  • 早産、流産しやすい
  • 先天的(初潮が遅い、無排卵性月経、無月経など)

腎・陽虚

  • 手足がいつも冷たい
  • 下半身がひえやすい
  • 顔色が青白い
  • 膀胱炎をくり返す
  • 冷えると腰や関節が痛む

腎・陰虚

  • 肌の乾燥
  • のどの渇き
  • 寝汗
  • 目が乾きやすい
  • ほてり
  • のぼせ
  • 手のひら・足の裏、首がほてりやすい