瘀血型の頭痛

瘀血型の頭痛

おけつ型の頭痛

運動した時や夜間に痛みが強くなるタイプです。

外傷や他の原因で血液が停滞してしまって流れないために起こります。痛む場所がいつも決まっていて刺すような痛みで、生理痛の頭痛もこのタイプが多いです。

瘀血とは

おけつ

一言で言えば「血液の流れが悪い状態」です。
中医学では血瘀(けつお)、古血(ふるち)とも表現します。

  • 現代医学的対比
    • 血液粘稠度上昇
    • 微小循環障害
    • 血栓前駆状態
瘀血形成の4段階
  • 血流速度低下
    • 毛細血管で40%減
  • 血漿成分の滲出
    • 組織浮腫発生
  • 赤血球凝集
    • ドロドロ血液状態
  • 酸素運搬障害
    • 細胞機能不全
瘀血悪化要因
  • 冷え(深部体温35℃以下)
  • 糖質過多摂取
  • 連続座位3時間以上
改善対策
  • 生姜紅茶(1日2杯)
  • 爪もみ血流促進法
  • 酸素カプセル
    • 多用すると体内酸化に繋がるともあります。習慣化というより補助としての利用が当院としてのオススメです。

万病のもと瘀血

血流の重要性
未病の連鎖反応
医学的警鐘

慢性疾患の82%に瘀血関与

  • 日本未病医学会調査
西洋医学的リスク
  • 難治性疼痛症候群
  • 自己免疫疾患
  • 神経変性疾患
東洋医学的見解
  • 奇病/怪病の70%原因
  • 老化促進の主要因子
  • 気血水バランス破綻
  • 毛細血管血流速度が40%低下すると細胞の酸素供給量が3分の1に激減
瘀血サイクルの3段階
  1. 血流鈍化
    • 1分間に5cm以下
  2. 血管内皮障害
    • NO産生量60%減
  3. 血栓前駆物質増加
    • フィブリン値3倍
今日から始める血流習慣
  • 1時間ごとの「かかと上げ運動」
  • 1日3杯の黒豆茶(ポリフェノール補給)
  • 41℃湯船で腓腹筋(ふくらはぎ)マッサージ
  • 22時以降のデジタルデトックス

瘀血の代表的な症状

病証
  • 頭痛
  • 歯痛
  • 肩痛
  • 神経痛
  • 腹痛
  • 婦人下腹部痛
  • 腰痛
  • 肩こり
  • 腫瘍
  • 子宮筋腫
  • 打撲
  • ねんざ
  • 唇・舌・顔
    • 色が暗い、または黒っぽい

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