肝陽上亢型の頭痛
かんようじょうこう型の頭痛
肝気上亢タイプの特徴は、ストレスで頭部の脈拍感を伴う頭痛が悪化です。
- 肝火上炎の症候
- 病態進行モデル
-
- 怒り/不安ストレス
↓ - 肝陰消耗
↓ - 肝陽亢進
↓ - 陰虚陽亢状態
- 怒り/不安ストレス
- セルフケア
-
- 深夜のスマホ使用禁止
- 肝経の時間帯
- 23時~3時(27時)
- 肝経の時間帯
- 菊花茶 / 枸杞子の摂取
- 太衝穴
- 家庭用のお灸や円皮鍼などがおすすめです。
- 深夜のスマホ使用禁止

- 東洋医学「陽亢陰虚」理論
- 西洋医学「交感神経優位状態」
肝陽上亢とは
かんようじょうこう
水不涵木の為、肝陰が不足して肝陽が偏亢した証候。
水不涵木とは?
水不涵木(すいふかんもく)
「涵」は滋潤を意味し、水は腎、木は肝を表します。
腎陰が十分に肝を滋養できないと、肝陰不足となり、肝陽上亢や虚風内動といった病態が生じます。
結果、めまい、耳鳴り、難聴、腰のだるさ、遺精、口や喉の乾き、手足の震え、場合によっては痙れんなどの症状が現れます。
- 肝陽偏亢証の特徴
- 病態形成プロセス
母子関係に基づく治療
母子(腎肝)の関係とされている
- 💧 母(腎)を補う
- 🌿 子(肝)を瀉す
- セルフケア
- 治療の基本原則『虚則補其母、実則瀉其子』(黄帝内経・陰陽応象大論)
肝陽上亢の代表的な症状
病証
- 頭目が腫れぼったく痛む
- 顔や目が赤い
- イライラして怒りっぽい
- 腰膝だるく力が入らない
- 頭が重く足が漂うよう
- 耳鳴り
- 心悸
- 健忘
- 不眠多夢
- 眩暈(げんうん)
目がくらむ事。目がくらくらして倒れそうになる事。