痰濁型の頭痛
(たんだく)

天気が悪くなると痛くなるタイプですが、あくまでも天候は「きっかけ」であり、「原因」は体内の余分な水分です。

冷たいものや甘いもの脂っこい物などの食べ過ぎ飲み過ぎで起こります。また先天的に胃腸が弱い方にも多いです。

体内の水分代謝が悪くなると停滞して痰という不要物質に変わり、停滞して頭や体が重くだるくなります。

吐き気や嘔吐、胃のムカムカなども誘発してしまいますので、まずは食生活を見直しましょう。

痰濁とは

痰濁という人体の代謝失調によって生じる重要な病理産物です。

痰濁は、人体の代謝失調によって生じた有害物質であり、各種の公害物質やコレステロール・脂肪類などが含まれます。

五臓六腑の機能失調をを引き起こし、この五臓六腑の失調によって生じた排液あるいは廃物が痰濁と呼ばれています。

生体内に生じた痰濁という病理産物の存在は、さらに新たな臓腑の機能失調を誘発し、複雑・難治な疾病を発生させる原因と説かれています。

痰濁の代表的な原因

  • 外来の病因(ウイルスや細菌感染および各種公害物質を含む)
  • 油膩・厚味の食品類の過食。過食による食積。
  • 各種の虚損で虚によって鬱を生じる。
  • ストレスによる気鬱。

など、各種の外因や内因によって生じた病理産物である。

この痰濁に瘀血が交結すると病位によって様々な証候が出現し、肝炎・腎炎・狭心症や心筋梗塞・脳血管障害のみならず、関節リウマチなども含む痺証など各種疼痛性疾患や良性腫瘍や悪性腫瘍など、複雑多変な各種疾患の発生原因物質となるのである。