頸椎症からの首痛

骨棘 頭痛首痛専門 春日部整体スミトの整体院

首のこりの場合、首を動かしても特に痛みが強まったりはしませんが、上を向いた時、つまり首を後ろに倒した時に痛みが強くなるような場合には疑わなければならない病気があります。

変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)という病気です。

この変形性頚椎症は、椎骨と椎骨の間にある椎間板がすり減る事により椎骨同士がぶつかって変形し、骨棘(こっきょく)という骨のトゲが出来、それが頚椎の周りにある神経根や頚椎の中にある脊髄を刺激する症状です。

主にお年寄りの方に多い症状で、年齢を重ねる事により自然に椎間板が衰えてしまう事によって起こる症状です。

痛みを放置していると、次第にどんどん痛みが強くなっていき、やがて頭痛や目の疲れなどの症状が出てきます。変形性頚椎症がさらに悪化すると手足の痺れや麻痺などが起こり、最終的には歩けなくなってしまう場合もあると言われています。

カイロプラクティックからみた変形性頚椎症

変形性頚椎症ですが、西洋医学では原因不明、または老化としています。

しかし20代の若い世代の方も変形性頚椎症が起こります。また第3頚椎(上部頚椎)などは正常なのに第5と第6頚椎(下部頚椎)で変形性頚椎症が発症する場合もあり老化では説明が付きにくい症例もあります。

そこでカイロプラクティック目線で変形性頚椎症の原因を説明を紹介します。

脊椎サブラクセーション複合体と呼ばれる、脊椎が僅かに正しい配列を損なう不整列が起因し、正常な可動性が減少して正しい位置に戻ることが出来なってしまいます。

そうすると周辺の関節包、靱帯などの軟部組織が腫脹を起こし、椎間孔から出てくる末梢神経のガングリオン部などに圧迫が加わって、神経の信号伝達が阻害されて神経機能が低下した状態になっていることが原因です。

この脊椎サブラクセーション複合体が起こると、時間と共にサブラクセーション退化と呼ばれる組織の変性が起こります。

その結果、椎骨に骨棘ができ、椎間板の萎縮などが進行します。

ニュアンスとしては

歪んだ蝶番を動かしていると可動範囲も狭く、無理に動かしていると摩耗して壊れる。

様なイメージです。

上記の説明からわかるように、首こりと言って放置するのは怖い一面もあります。こり解消も然り、変形性頚椎症の予防などを意識して当院を利用していただくのも大切です。

また、骨棘の程度にもよりますが現状維持、症状緩和も期待できます。