後頭部 - 太陽経頭痛
(たいようけい頭痛)
西洋医学での緊張型頭痛に当たるのが太陽経頭痛です。
首すじから後頭部にかけての痛みは、風邪をひいたときや首や肩の緊張が強いときに起こりやすいです。
膀胱と関係が深く頻尿、残尿などの排尿異常を伴うことがあります。
太陽経の経絡図
手の太陽小腸経
- 手の太陽小腸経の経証
咽頭が痛む・下顎部が腫れて首が回らなくなる・肩のこりや痛み・腰にも激しい痛みが現れる・難聴・目が黄ばむ・頬部が腫れる・経脈に沿って首、肩、上肢にかけて痛みが生ずる
足の太陽膀胱経
- 足の太陽膀胱経の経証
頭痛・眼やうなじ、背中~腰に痛み・股関節の屈曲ができず・ひざの裏側の筋は麻痺しふくらはぎに痛む・痔・悪寒発熱・精神障害・癲癇(てんかん)・眼が黄ばむ・鼻汁・鼻血が出る・首~背~腰~臀部~下肢と膀胱経の経路に沿って痛みが生じ、足の小指が麻痺して動かなくなる
代表的な経穴(けいけつ)
*経穴とは一般的に表現されるツボの事です。
後頭痛・・・後溪、崑崙、僕参、申脈、天柱(風池)